奇妙な取り合わせ

LPレコードをアナログプレイヤーで再生しフルデジタルアンプで増幅して聴く。最近では、これが当たり前の再生環境となってきた。ALIX Voyage MPDとDDCからのデジタル音源再生との二本立てであるがどちらも素晴らしい音で鳴ってくれる。デジタル機器の音が良いとはいってもアナログ優秀録音盤を優秀なアナログ機器で再生するのを凌駕するには至っていないと思う。デジタルでアナログ以上の音を出すには、フルデジタルでの伝送方式の徹底だと思う。伝送過程で中途半端にアナログに戻していてはアナログの再生限界を超えられないのでは無いか 毒を食らわば皿まで。SONYでもPioneerでもシャープでもいいしラステームでもいい。新製品求む。




今日聴いたLP
コルトレーン タイム
ジョン・コルトレーン
ユナイト・ジャズ・1500シリーズ LAX3121
ジョン・コルトレーン(テナー・サックス)
セシル・テイラー(ピアノ)
ケニー・ドーハム(トランペット)
チャック・イスラエルス(ベース)
ルイス・ヘイズ(ドラムス)
1958年10月13日録音

1976/12/21発売


ジャズの何たるかも知らずに真っ暗なジャズ喫茶に恐る恐る入ったその昔 コーヒーの注文もレコードの演奏もどう頼んでいいのか分からず腰の据わりの悪さに落ち着かない思いをしたものである。一緒に行った友人が店員に言った言葉「ジャズのレコードかけて下さい。」もっとほかに言いようがあるんじゃないかと思ったがそれしか言いようがないのも事実だった。どんなアーティストがいるのかもどんなアルバムがあるのかも二人共全く知らなかったのである。

自作ベニア板製レコードケースからジャズ盤が何枚か出てきたうちの一枚である。リバイバル発売の名盤である。ボリューム+13dBで試聴開始 出だしは、アンプの残留ノイズがサーッという感じで聴こえてくるが演奏が始まると聞こえなくなる。50年前の演奏と録音とは思えない音が眼前に展開する。D55が存分に鳴りまくり狭い六畳間に切れの良い音が充満する感じである。50年前の録音当時の再生装置も同じような音で鳴っていたのだろうか。アナログの実力侮りがたしである。

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