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FF225wk バスレフ設計(最終形)

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FF225wkバスレフの板取と組み立ての最終図面を仕上げた。 ステレオ2CH分である。 当初の構想図から変更した点は、以下のとおり。 SPEDによるシミュレーション結果からバスレフダクトの寸法を変更 ホームセンターで入手可能な材料で板取 バッフル板と裏板は、15mm厚に変更 バッフル板と裏板に角材の補強板を取り付け バスレフダクトでバッフル板と裏板を連結 補強 裏板に点検口と蓋を設定 *補強材を追加した分だけ内容積は、減少するが低域特性にそれ程大きな変化は無い。  SPEDでシミュレーションをやり直した結果を下の方に図を添付

フルデジタルスピーカー

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東京モーターショーに出品されたクラリオンのフルデジタルスピーカーである。デジタルアンプからデジタル信号を直接スピーカーに入力して音波になるそうである。複数のスピーカーを使って音波をオンオフさせるやり方とスピーカーユニットにボイスコイルを複数個付けるやり方とある。展示品は、マルチボイスコイルのスピーカーである。カーステレオ用で販売に向けて製品開発中なので楽しみである。まだまだハイクォリティのオーディオ用に対応するようなものでは無いと思われるが今後の開発に期待である。発売されたらカーショップでユニット一式買って部屋で使ってみようかと思う。 記事のリンク

p41 フルデジタルアンプ新製品

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p41audio から新製品のフルデジタルアンプが発売された。LONGGREEN D5という型番である。 値段 34,990円 出力 110w/4Ω 24bit 192kHz入力対応 入力端子 デジタルRCA同軸と光、アナログRCA 多分 中国製と思われる。ケースは肉厚のアルミ板でしっかりした構造である。USB端子は、無いのでPCオーディオでの使用は、USB-DDCからのデジタル接続ということになる。DACからのアナログ接続は、出来るがフルデジタルアンプですることでもないと思う。DSP、PWMアンプの素子に何が使われているか全く不明である。STマイクロかTIの素子を調達すれば容易に作れるのだろうと思うが気になるところである。またボリュームもパルスハイトボリュームなのかビット落ちする電子ボリュームなのかも分からない。もう少し素性が分かると良いのだが安いから目をつぶって買えということだろうか。 こういった製品で国産があると良いのだが実質ラステーム以外からは、出てこないのが残念である。

モーターショー

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名古屋モーターショーに行って来た。木曜から日曜までの4日間の開催である。週末は、雪になりそうなので暖かいうちに行っておこうと思い開催初日の今日 昼から半日有休を取って行って来た。平日なのでそれ程の賑わいではない。東京モーターショーと比べると展示の規模が小さいのであっという間に一回りできてしまう。2時間も見れば十分である。トヨタと富士重工の共同開発のスポーツカーとヤマハのTMAX新型が見たかっただけなのでこのくらいで丁度良い。 トヨタ86は、台上の展示で近寄って触れないので富士のBRZをじっくり見た。 ヤマハTMAXの新型である。排気量アップで若干のパワーアップと後輪のベルト駆動化による軽量化で走りの性能が上がっている。デザインも良くなっている。展示モデルの色も渋くて気に入った。買い換えたくなったが来年春の車検の頃には資金が足りない。思案のしどころである。買うまでが楽しいだけかもしれない。

アナログどっぷり

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毎日定時で会社から帰宅しているので音楽を聴く時間は、充分取れるほど暇である。長年オーディオを趣味としていながら音楽を聴く時間は、積極的に作らなかったので手持ちのほとんどのLPやCDは、あまり聴き込んでいない。毎日1枚づつ聴いていると新鮮な気持ちで聴ける。ゆったり音楽鑑賞に浸るのもいいものだ。 今日聴いたLP マイルス・デイビス セブンステップス トゥー ヘヴン Columbia PC8851 1963 1976年頃 購入した外盤である。多分再発売盤だろうと思う。 このアルバムは、ステレオ録音で間違い無い。+13dBで試聴 各パートの妙な定位感は、無い。センターにトランペット、ベース 右チャンネルにドラムス、テナーサックス 左チャンネルにピアノがピタリと定位して動かない。自然な定位感である。6曲の演奏が収録されているがハリウッド録音3曲 ニューヨーク録音3曲でそれぞれメンバー構成が違う。録音自体は、優秀。どの演奏も鮮明で特にセンターのミュートを利かせたトランペットが一番クリアーで気持ちの良い演奏を聴かせる。

FF225WK + トゥィーター

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サラウンド用に適当にサイズを決めたキャビネットにFF225WKを組み合わせるとバスレフに最適の容量になるらしくQの値が程良くダクトのチューニングで周波数特性が綺麗にフラットになる。フロントスピーカー用にキャビネットを大きくして低域再生限界を更に伸ばそうと色々数値を変えてチューニングしてもフラットのままで下を伸ばすのは無理である。下を伸ばすと少しレベルが下がる。多少ダラ下がりでも良いと割り切るかフラットを狙うかの選択になる。結局35~40㍑くらいが最適だということでフロントも同一設計で揃えることにする。問題は現在使用中のホーントゥィーターFT96Hの能率が100dBと高いことである。アッテネーターなしでコンデンサーのみで繋いでいるがFF225Kは、中域96dB 高域100dB 12kH以上急降下だから割りきっていた。FF225WKとの7dB差をどうするかアッテネータをかますか。それとも90~93dB程度のドームトゥィーターをコンデンサーのみで繋ぐか。小泉無線の通販サイトの商品リストを見ると色々ある。 今日聴いたLP MILES DAVIS 'ROUND ABOUT MIDNIGHT COLUMBIA PC8649 CL949 マイルス・デイビス クインテット  トランペット マイルス・デイビス  テナーサックス ジョン・コルトレーン  ピアノ レッド・ガーランド  ベース ポール・チェンバース  ドラムス フィリー・ジョー・ジョーンズ +13dBで試聴。古い録音だと思うが音質は、クリアーでノイズ感も少なく鮮明に聴こえる。聴き始めてすぐ思ったのは、ステレオ感が妙な感じである。トランペットがセンターに聴こえているのかと思ったがそうでもない。右チャンネルスピーカーのキャビネットより少し内側に定位している。ベースは、左チャンネルより少し内側 ドラムスは、右チャンネルにピタリ、ピアノはセンター 曲が変わると左チャンネルからは聴こえなくなって右チャンネルに偏った演奏になったりする。ワンポイントステレオマイクでの録音かと思ったがそうでもない。アルバムジャケットを見るとELECRONICALLY RE-CHANNELED FOR STEREO とアルバムタイトルの上に書いてある。オリジナルは、モノラル

バスレフ チューニング

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スピーカーキャビネット設計ソフトSPEDが便利なのでバスレフのチューニングをして低域周波数特性の最適化をしてみた。ユニットは、FF225WKに替えてある。FF225K FE206Enでは中高域の能率が高すぎて低域がしゃくれた特性になる。高能率ユニットで周波数特性フラットを狙うとなると低域再生限界を伸ばすのを諦めてキャビネットを小さくしてQを高めてFdのチューニングも高めにする必要がある。 FF225WKは、FF225K FE206Enと比較すると能率が3dB低いので中域とレベルを合わせやすい。またQ0が大きめなのでキャビネットを小さくして無理にQを上げる必要がないので低域のレベルを保ったままFdのチューニングを下げられるのである。ダクト径80mm ダクトの長さ170mmで周波数特性がフラットになった。グラフを見ると中域から50Hzまで完全にフラット 45Hzで-3dBである。ピュアオーディオ用で2本、ホームシアター用に5~6本製作しても良い。FF225WKは、FF225Kからモデルチェンジしてバスレフに最適なユニットになったと思う。板取図では、ダクト長さ80mmで設計していたので170mmの長さの板を切り出せない。板取を考え直すかダクトだけでもう1枚 板を買うかそれとも手持ちの端材を使うかである。 今日聴いたLP アート・テイタム アット・ザ・ピアノ VOL.1 GNP/ フェルステッド・ジャズ1500シリーズ キングレコード LAX3088 1976 アート・テイタムのピアノソロ 1940年頃のクラブでの演奏を実況録音したものとある。モノラル録音なのでスピーカー2本のセンターの1点からピアノの演奏と観客の拍手や環境音が聴こえる。70年前の録音となるとさすがに目の覚める様な鮮烈な音という訳にはいかない。せめてステレオ録音だと場内の臨場感が再現されて曲間の拍手の音も楽しめるのにと思う。この当時は、まだステレオがなかったのだろうか。

Droid MPD client

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アンドロイドOS用のMPDクライアントソフトからVoyage MPDを操作して再生してみた。タブレットは、ACER ICONIATAB A500である。フリーソフトでMPDクライアントがあるか検索してみたらすぐに見つかってダウンロードして使ってみたが操作性がイマイチで使わないままにしていた。たまにアップデートの通知があるが放置していたのだが毎回起動の度にアップデート通知の表示を見るのも嫌なのでアップデートをかけてみた。試しに使ってみたがインターフェースがやはり分かりにくい。GMPCのようにここを触ればこうなるという分かりやすさが欲しい。タッチ操作で思い通りに出来ないと余計イライラしてしまう。それとタッチパッド端末は、節電設定で使うとすぐに電源が落ちてしまう。VoyageMPDは、勝手に再生しているから突然 音楽が止められることはないがクライアントソフトを操作するのに電源を再度入れなおさないといけない。節電設定を止めればすむことなので使い方の問題かもしれない。 起動の早い最新のアンドロイドタブレットで小型の4インチクラスの方が使いやすいと思う。ソフトの方は、慣れの問題もあるので使い込んでみるしかないのかも。 今日聴いたリッピングファイル メアリー・J・ブライジ MJB 書店のレコード売り場でジャケ買いした1枚。 全身の写真は、恐れをなしてしまう程 立派な女性だが顔だけみると整った綺麗なお方である。色を白くすると日本人にもこんな顔立ちの人がいるようにも思う。いや実際にいる。 アンドイロイドタブレットの操作をしながら聴いていたので試聴に集中できなかったがクリアーで歪み感のない演奏と歌声で聴きやすかった。アコースティック楽器主体の演奏は安心して聴いていられる。 ジャンルは、ヒップホップソウル、R&B

サラウンドスピーカー特性

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サラウンドスピーカーの特性をバスレフとして計算してみた。計算式は、続・オーディオ日曜大工(長岡鉄男)に記載されているものを使ってEXCELの関数で計算してみた。設置性だけを考えて適当に設計したキャビネットの寸法とFF225Kのカタログデータを入力した結果である。 これでは周波数特性がどうなるのかまるで見当がつかないのでスピーカーエンクロージャー設計ソフトで検証してみることにした。 使用ソフトは、無線と実験11月号の記事で紹介されていたSPEDをダウンロードして使ってみた。メニューからキャビネット形式、ユニットを選択してキャビネット寸法を入力すると特性値、周波数特性グラフ、キャビネットの設計図まで自動表示してくれるという優れものである。 キャビネット寸法を入力しダクトを円形ポートに寸法を変更すると即座に結果がでる。適当に設計したキャビネットとバスレフダクトだったが周波数特性グラフを見ると随分まともな特性になっているのに驚いた。低域のピークは、グラフ右下のスライドバーを右方向に動かし吸音材の量をゼロから増やしていけばなだらかなカーブになる。低域再生が50Hzまでフラットに出せるとなるとフロントスピーカーにも使えそうである。これなら6本全て同一キャビネットにしてもいいし2CHステレオのピュアオーディオ用としても良い。ラステームRUA22AとALIXボードと組み合わせVoyageMPDのハイレゾPC-AUDIOシステムを作るのはどうだろう。ローコストフルデジタルシステムの完成である。

6.0ch スピーカー配置

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10畳間 ホームシアター 部屋全体のアイソメ図を描いてみた。サラウンド、サラウンドバック4本のスピーカーを小型にして配置してみても10畳間では、それなりの大きさに感じられる。スピーカーに取り囲まれる様な圧迫感は、多少残るだろうと思うがこのくらいなら許容範囲として音に包まれる感覚を味わってみたい。

サラウンドスピーカー完成予想図

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サラウンドスピーカーのアイソメ図を描いてみた。等角で描いてないのでアイソメ図とも言えないが擬似3Dである。Googleスケッチアップで3Dモデリングをトライしてみたが上手く使いこなせないので使い慣れたVisioで作図してみた。スピーカーユニットは、FF225Kと現行機種のFF225WK FE206Enを取り付けたイメージ3パターン作図してみた。ホームセンターに使える板材が少ないのとFF225Kが1本足りないので来年の春までしばらく工作は、お休みとしたい。この間に製作上の問題と課題をあぶり出しておこうと思う。 板材の問題 手に入る規格材 ラジアタバイン  精度が良い  密度が低い 柔らかい  18mm 900mm×250mm   15mm 900mm×200mm(18mmは、無い) ヨーロピアンパイン  反りが大きい 節が多い  18mm 900mm×250mm   18mm 900mm×200mm ラワン               板が薄い  14mm 900mm×240mm   14mm 900mm×210mm 三六の定尺を使って切り出せば簡単であるが地元のホームセンターには、昔のようにラワン合板やシナ合板を取り扱っている店が無いのである。ラワンランバーやシナランバーの定尺物は、コア材がファルカタ材というスカスカに柔らかい材を使っているのでスピーカー工作向きではない。昔は、コア材にシナを使った物があったのだが最近は、全てファルカタに切り替わったようである。 ネットで板材カットサービスがあるので割りきった方がいいのかもしれないが ローコストが目的の日曜大工のスピーカー工作なので何とか工夫で乗り切りたい。

ローコストホームシアター(Low Cost Home Theater)

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ホームシアター接続図 2F 10畳間のホームシアターの使用機器と接続状態である。基本的にブルーレイとDVDの映画タイトルしか観ないので必要な機器は、これだけである。どの機器もローコスト製品でありスピーカー5本は、自作でハイエンドとは無縁の構成となっている。ホームシアター歴20年 機器を買い換える度に安いモノに置き換わっているが画質に関しては、もうこれ以上望む必要もないほど高画質である。20年前に80万円で購入した3管プロジェクターは、HARDOFFに千円で引き取ってもらった。時代の移り変わりを感じざるを得ない。 10畳間のスペースでもトールボーイスピーカーをコーナーギリギリに配置すれば充分120インチスクリーンがセット出来る。プロジェクターは、視聴者背後のラック上のセッティングとして焦点距離の長い領域で使用している。この配置だとプロジェクターが視界に入らないし床置きセッティングが可能になり天吊の不安からも解放される。 使用機器と購入した時の概算価格 Pioneer BDP-330  2万円 Panasonic SUXR-700  8万円 Mitsubishi LVP-HC5500 16万円 シアターハウス スクリーン 3万5千円 Fostex FF225K 9千円×5本 Fostex FT96H 1万2千円×5

10畳間 home theater

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2F 10畳間 側面図  2F10畳間ホームシアターの配置図である。作図したサラウンド、サラウンドバックスピーカーを部屋に配置した時のイメージを確認するとこんな感じになる。現在は、5・0チャンネルでFF225Kダブルバスレフ5本を設置してある。フロント左右、センター、リア 5本でサブウーファー無しという構成になっている。これをセンター無しの6・0チャンネルにするという構想である。 2F 10畳間 平面図 上から見た部屋のイメージである。こんな風にスピーカー6本が配置される。フロントは、距離が離れているからいいがサラウンド、サラウンドバックと視聴者との距離が近すぎて圧迫感があるので出きるだけキャビネットを小さくして見た目の印象を小さくしたいという目論見である。 2F 10畳間 正面図 フロントスピーカーは、ステレオ誌に掲載された長岡式ダブルバスレフの設計を板厚15mmから18mmに変更した以外は、ほぼコピーで製作したものである。センタースピーカーは、キャビネットの高さを800mmにして内容積は、同じで幅を広げた独自設計のモノを横倒しに配置して使っている。 この見栄えが悪いのでセンターを無しにしたい。

サラウンドスピーカー板取

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板取図 サラウンド用スピーカーの板取図を作図してみた。バッフル孔径は、フォステクスFF225K,FE206Enが取り付く寸法である。余りの板でバスレフダクトを製作出来るようにダクトの板取も書いてある。バスレフにする場合は、箱容積とダクト面積・共振周波数の計算によって変わるのであくまで参考値である。 パイン材板厚18mm  250mm×900mm 3枚  200mm×900mm 2枚  で1本製作出来る。 サラウンド、サラウンドバック 4本製作となるとこの4倍の板が必要である。板材1枚千円程度として20枚とすると計2万円の材料費となる。 近くのホームセンターに行ってきてヨーロピアンパイン集成材を物色してきたが在庫が少ない上にどれも板の反りが酷くてとても精度よく箱が組みたてられそうもない。ラジアタパイン集成材は、反りが少なくバラつきの少ない板材が揃っているが板の密度は、低く柔らかそうである。別の板材となるとラワン単板14mmを使うという手もある。ラワンは、比較的反りが少なく密度も高く堅くてスピーカー工作に向いているが板厚が薄いのが難点である。補強して使うか2枚重ねて工作するかしないといけない。板の寸法も210mmと240mmになるので箱の設計を変更しないといけないが基本設計の考え方は、共通で幅と奥行が少し変わるだけである。

サラウンド用スピーカー

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ホームシアター用のサラウンドスピーカーを設計してみた。6・0チャンネルのサラウンド、サラウンドバック用に4本必要である。20cmフルレンジを使ったトールボーイ形である。サラウンド用なので低音は、ほとんど音源に入っていないので密閉で構わないがバスレフポートを付けても良い。バスレフの構造にしておいてポートは、蓋をネジ止めして密閉にするとか背面板に開口を空けておいて小型の着脱式の裏板を付けるとかしてバスレフダクトの長さを調整するとか吸音材の量を出し入れするとかしても良い。スピーカーは、フォステクスFF225K、FF225WK、FE206En等 設置性を良くするのと見た目の圧迫感を和らげる為に幅と奥行は、ギリギリまで小さくしてある。材料は、近くのホームセンターで手に入る木材を使う。鋸での裁断は、可能な限り減らしたいので定尺の幅は、そのまま使用して長手方向の裁断だけ鋸引きするという条件で材料を選び設計と折り合いを付けてある。パイン材の板厚18mm 200mm×900mm、250mm×900mmを必要な分だけ買ってきて手引き鋸で裁断し簡単に組み立てられると思う。裁断が面倒ならホームセンターでカットを依頼すれば精度良く組み立てが出来る。パイン材は、産地によって色々種類があり密度の詰まった固いものや柔らかいスカスカのものがあるので店内で出きるだけ堅いものを探す。最近では、ヨーロピアンパインが良さそうである。

音の経験

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今日聴いたLP 黙示録/マハビシュヌ・オーケストラ ウィズ・ザ・ロンドン・シンフォニー・オーケストラ マイケル・ティルソン・トーマス指揮 SIDE-A 1. 愛は力  -J.Mclaughlin- 2. 幻視は裸の剣  -J.Mclaughlin- 3. 彼方からの微笑み  -J.Mclaughlin- SIDE-B 1. カルマの翼  -J.Mclaughlin- 2. 讃歌  -J.Mclaughlin- 1974 SOPM-125 前列左から マイケル・ティルソン・トーマス ジョージ・マーティン(プロデューサー) マハビシュヌ(ジョン・マクラフリン) このレコードを買ったこと、怪しげなタイトル、語呂の良い指揮者の名前は、良く記憶している。購入動機は、当時購読していたオーディオ雑誌の新譜紹介記事を読んでのことだろうと思う。オーディオ雑誌での評判が良いからといって聴いて楽しいとは限らない。開封して1回聴いたのみでそれもB面まで聴き続けるほどの忍耐力は無かったと思う。 三十数年ぶりでの試聴である。ボリューム+15dBで通して試聴した。針を盤面に下ろすとアナログレコードらしいノイズが感じられる。演奏が進むに連れてレベルが上がりノイズは、聞こえなくなる。全編通して激しく切れの良い演奏が透明感を伴って展開する。購入当時は、耳障りにしか聴こえず理解できなかった音楽も今は、心地よく感じられる。ズービン・メータ/アルカナとか冨田勲のシンセサイザーミュージックを聴いたのと同じ印象が感じられた。 現代音楽と思っていたが調べてみるとジャンルとしてはフュージョン、ジャズ・ロック、プログレッシブ・ロックとなっている。既に活動期間を終えているがヒットしたLP盤数枚のCD盤は、AMAZONでまだ購入可能である。

色々と思うこと

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ドンク゜リを拾ってきてフライパンで軽く炒ってみた。栗ほど甘くはないが素朴な味がする。ドングリを摘みにウィスキーを飲みながらの音楽鑑賞もおつなものである。 キーボードの手前に見えるのが壊れたバッファローのNASから取り出したボードにバルク品の2.5インチHDDを取り付けて復活させたモノである。USB-HDDからWAVファイルをコピーしてSONYのテレビKDL40F1Bと共にHUBに繋いでみてテレビのDLNA機能で再生出来るか試してみたがXMBメニューのフォトにはLinjstationが表示されるがmusicには表示されない。wavファイルは未対応のようである。テレビを使ってのHiFi追求は、これ以上は無理っぽい感じがする。殻割りしてスピーカーの端子を見てみたいがばらすのが難しそうである。もう1台デジタルアンプ内蔵の手頃な液晶TVを手に入れてみたい。 Voyage MPDを0.8.0にバージョンアップしたらRUDD14との組み合わせで突然 音が出なくなって困ったなぁと思っていたら自分より早く同じような現象になっている方がネット上に二人いて掲示板でのやりとりで解決されていた。この情報を参考に自分でも対策してみたら音が出るようになった。これでやれやれ、めでたしめでたしと終わりにしてしまいがちである。もし先人者がいなければ途方にくれてそのままになっていた可能性が高い。ネットで検索すれば簡単に答えに辿りつけるかもしれないが見つからなければそのまま迷宮入りというのでは少し寂しい思いがする。物の本質を知らないままネット上の先輩達の知識を拝借するだけではいけないなぁと今回、強く思った。 今回のトラブルで分かったこと Voyage MPDのmpd.confの設定には、#でコメントアウトするのに3種類の設定の仕方がある。 有効にしたい行以外の行の先頭に#を付けてコメントアウトする。 mixer_type "disabled" mixer_type "software" mixer_type "hardware" コマンドラインからalsamixerというコマンドを実行するとvolumeとmuteの設定が出来る。 これもサウンドカードの仕様によっては、有効になったり無効になったりする。

ALSAMIXERでDDC音量レベル設定

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Voyage MPDにPRODIGY CUBEを繋ぐと認識は、するものの音量が低いという問題が解決した。ALSAMIXERの設定画面にレベル表示の縦棒グラフがあったので気になっていたのでもしやと思いPRODIGY CUBEをALIXに接続しSSHからALSAMIXERのコマンドを打ってみた。 棒グラフの数値が64になっている。 画面の左上の4行目 item:PCM [dB gain : -20.00 , -20.00] となっている。-20dBに設定されてるなら音量が低いのも納得出来る。 試しにカーソルキー↑↓を押してみると棒グラフが上下する。 ↑を押し続けると上限の100まで上がる。 画面の左上の4行目 item:PCM [dB gain : 0.00 , 0.00] と変わる。 この状態でESCを押すと設定画面から抜けられてVoyageに戻る。 GMPCを起動して再生すると音量は、RUDD14と同音量に感じられる。聞きなれたアルバムのファーギーとかアナ・ジョンソンを聴いてみるとボリューム-23dBで何時もの音量になる。 ついでにSD270も接続して確認してみた。 棒グラフの数値が84になっている。 画面の左上の4行目は、 item:PCM [dB gain : -20.00 , -20.00] でPRODIGY CUBEと変わらず。同じ-20dBとは思えないが良く分からない。 このDDCは、音量不足は、感じられなかったが念のため100まで上げておいた。 棒グラフの数値100 画面の左上の4行目 item:PCM [dB gain : 0.00 , 0.00] MPD.CONFの設定は、以下の様にしているのに何故 音量が低く設定されてしまうのだろう? mixer_type "disabled" #mixer_type "software" #mixer_type "hardware" 良く分からないが取り敢えず手持ちのDDCは、全て音量レベル100で統一された。 これで どのDDCを接続しても同じボリューム位置で音楽鑑賞が出来る。

前日のトラブル対策

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VoyageMPD0.8.0をインストールして最初の設定後は、音が出るが再起動をかけると音が出なくなるというトラブルが前日に発生した。 みみず工房 さんのサイトで現象と対策の仕方が解説されていたのでそのとおりにやってみることにした。VoyageMPDが0.8.0にバージョンアップしてALSAが音源によってはデフォルトでミュートになっているのとRUDD14の仕様がミュートコマンド対応になっているということが重なってこういう状態になったようである。 詳細は、みみず工房さんのサイトを参照 CUSL2CマザーにCFカードを差してRUDD14を接続して起動してみたがマザーボードがUSB1.0なので認識はしてみてもVoyageMPDがエラーメッセージを出す。CUSL2Cは断念してALIXにCFカードを戻してSSHから接続して対策することにした。RUDD14を繋いで認識した状態でSSHの画面からコマンドラインでalsamixerと打って設定画面を出してからミュートが掛かっているのを解除する。 ミュートが掛かった状態の画面。 画面の左側2箇所 カーソルキーで移動してキーmを押すと解除出来る。 ミュートを解除した状態 音が出るようになった。 RUDD14の有機ELディスプレイに再生のバーグラフが表示されている。 昨日は、バーグラフが表示されていなかったはず。先週との変化点は、ここだったが気づかなかった。 今日聴いたリッピングファイル オスカー・ピーターソン Vol Ⅲ オスカー・ピーターソンの世界 このアルバムもレコード店でジャズの名盤をディスカウントで限定販売していたものを購入したものである。-16dBで通して試聴。ヒスノイズは聞こえるが比較的小さい。昨日の聴いたアルバムと比べるとはるかに小さい。録音は優秀である。LPのオスカー・ピーターソン ピアノソロといい勝負である。ピアノは、センター、 ドラムスとベースが左チャンネルに重なって音像定位する。ピアノとドラムスは切れ味鋭い音がするがベースはドラムスと重なることもありどろんと濁った音がする。ベースが右チャンネルに配置されていたらまた違った印象になると思う。どういうセットの配置でマイクを立てたのか理

ありがちなトラブル

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1週間ぶりにVoyage MPDで聴いてみようと必要な機器の電源を入れてGMPCで再生してみると何故か音が出ない。GMPCからVotageにコネクトできて再生も始まるのに音が出ないとなるとDDCかアンプに問題があるかと思い接続を確認してもどこも問題なし。DDCをRUDD14からSD270に交換し再生すると音が出る。先週Voyage MPD 0.8.0にバージョンアップした時RUDD14で問題なく音が出たことを確認している。ALIXをケースから出して以前のVer0.7.5のCFカードと差し替えて元に戻してみるとRUDD14で音が出る。先週との変化点が分からない。原因不明である。CUSL2CマザーにCFを差して設定を確認してみるしかない。ALIXボードとケースを もう1セット用意した方がいいかもしれない。 今日聴いたリッピングファイル オスカー・ピーターソン ベスト・オブ・オスカー・ピーターソン オスカー・ピーターソンの名演奏18曲入りのベスト盤CD。レコード店で安売りしていたのを買ったのだと思う。LPのオスカー・ピーターソン ソロを聴いていなければ買うこともなかったはずである。ジャケットのイメージだけで買うとは思えないのでLPが いい音で鳴っていたという思い出は、残っていたのかもしれない。 -23dBで試聴し始めたが何か物足りない感じがする。こういう場合 やはりPC-AUDIOよりアナログLPの方が音が良いとか音に芯があるとか勘違いしてしまいそうである。ボリュームを-10dBまで上げてみると力強い音が出てくる。録音レベルは、やや低め。ボリュームを上げ下げして-15dBに落ち着いた。全編通してノイズ感が感じられる。これは、アンプのノイズではなくマスターテープのノイズかベスト盤編集過程でのダビングでノイズが付加されたものだと考えられる。18曲全てがノイズが強く感じられるわけでは無く一部の曲で静かな演奏の時に気になる。演奏自体は、鮮明に再生されピアノとドラムス、ベースが綺麗に定位する。ピアノはセンターだか曲が変わると左ベース 右ドラムスが入れ替わったりするので編集盤だというのがよく分かるアルバムである。

ある意味理想かも

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ラステーム RUA22A フルデジタルアンプといえば、ラステームから何機種か発売されている。USB入力からフルデジタル直結でオールインワンとなるとケーブルの音質劣化の心配は、USBケーブルとスピーカーケーブルだけとなる。シンプルイズベストで伝送過程でのAD変換は無し DA変換は、スピーカーの直前のLPFのみとなる。画像のRUA22Aと旧タイプのRUA220は、USBコントローラーがXMOSでVoyage MPDが使えそうでありハイレゾ対応でもある。アナログ伝送と決別したかのようなある意味理想的な製品である。他の機種RDA560,RDA520,RSDA302Uもハイレゾ対応の違いだけで機能的には、似たようなものである。 RUA22AとRUA220に使われているTIのデジタルアンプICチップ テレビ用に開発されているので世界中の液晶TVに内蔵されているかもしれない。案外TVのDLNA機能を使ってHDDの音源を聴くのがいい音を聴く近道だとすると金と手間暇かけているのが馬鹿馬鹿しくなる。TVを分解して内蔵スピーカーの配線を外しアンプ出力を引き出して外部スピーカーに繋ぐと面白いと思う。 SONY BRAVIA KDL40-F1 BRAVIAにはSMASTERが内蔵されているので本気でKDL40-F1を殻割りしようと思ったがどこをどうばらせば内部スピーカーの端子に辿りつけるか分からなかったのと当時NASにWMAファイルを貯めていたがDLNAで再生出来ず断念した経緯がある。リニアPCMなら再生出来るかもしれない。だとするとBDP-S370も使わずにTVだけでフルデジタル再生実現である。 今日聴いたLP オスカー・ピーターソン マイ フェバリット インストゥルメント オスカー・ピーターソンのピアノソロである。このアルバムは、見憶えがあるし聴いたこともあるが演奏や音の印象は、すっかり忘れてしまっている。30年振りに聴くのかもしれない。 今日初めて聴くのと同じような感じで試聴開始。ボリューム+13dB。音が出た瞬間にいい音だと分かる。こんなに切れ味鋭いピアノの演奏だったとは驚きである。奏者の熱気や力強く鍵盤を叩く雰囲気、空気感が再現される。時折オスカー・ピーターソンの唸り声、つぶやき、ハミングが聴こえてくる。

奇妙な取り合わせ

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LPレコードをアナログプレイヤーで再生しフルデジタルアンプで増幅して聴く。最近では、これが当たり前の再生環境となってきた。ALIX Voyage MPDとDDCからのデジタル音源再生との二本立てであるがどちらも素晴らしい音で鳴ってくれる。デジタル機器の音が良いとはいってもアナログ優秀録音盤を優秀なアナログ機器で再生するのを凌駕するには至っていないと思う。デジタルでアナログ以上の音を出すには、フルデジタルでの伝送方式の徹底だと思う。伝送過程で中途半端にアナログに戻していてはアナログの再生限界を超えられないのでは無いか 毒を食らわば皿まで。SONYでもPioneerでもシャープでもいいしラステームでもいい。新製品求む。 今日聴いたLP コルトレーン タイム ジョン・コルトレーン ユナイト・ジャズ・1500シリーズ LAX3121 ジョン・コルトレーン(テナー・サックス) セシル・テイラー(ピアノ) ケニー・ドーハム(トランペット) チャック・イスラエルス(ベース) ルイス・ヘイズ(ドラムス) 1958年10月13日録音 1976/12/21発売 ジャズの何たるかも知らずに真っ暗なジャズ喫茶に恐る恐る入ったその昔 コーヒーの注文もレコードの演奏もどう頼んでいいのか分からず腰の据わりの悪さに落ち着かない思いをしたものである。一緒に行った友人が店員に言った言葉「ジャズのレコードかけて下さい。」もっとほかに言いようがあるんじゃないかと思ったがそれしか言いようがないのも事実だった。どんなアーティストがいるのかもどんなアルバムがあるのかも二人共全く知らなかったのである。 自作ベニア板製レコードケースからジャズ盤が何枚か出てきたうちの一枚である。リバイバル発売の名盤である。ボリューム+13dBで試聴開始 出だしは、アンプの残留ノイズがサーッという感じで聴こえてくるが演奏が始まると聞こえなくなる。50年前の演奏と録音とは思えない音が眼前に展開する。D55が存分に鳴りまくり狭い六畳間に切れの良い音が充満する感じである。50年前の録音当時の再生装置も同じような音で鳴っていたのだろうか。アナログの実力侮りがたしである。