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前日のトラブル対策

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VoyageMPD0.8.0をインストールして最初の設定後は、音が出るが再起動をかけると音が出なくなるというトラブルが前日に発生した。 みみず工房 さんのサイトで現象と対策の仕方が解説されていたのでそのとおりにやってみることにした。VoyageMPDが0.8.0にバージョンアップしてALSAが音源によってはデフォルトでミュートになっているのとRUDD14の仕様がミュートコマンド対応になっているということが重なってこういう状態になったようである。 詳細は、みみず工房さんのサイトを参照 CUSL2CマザーにCFカードを差してRUDD14を接続して起動してみたがマザーボードがUSB1.0なので認識はしてみてもVoyageMPDがエラーメッセージを出す。CUSL2Cは断念してALIXにCFカードを戻してSSHから接続して対策することにした。RUDD14を繋いで認識した状態でSSHの画面からコマンドラインでalsamixerと打って設定画面を出してからミュートが掛かっているのを解除する。 ミュートが掛かった状態の画面。 画面の左側2箇所 カーソルキーで移動してキーmを押すと解除出来る。 ミュートを解除した状態 音が出るようになった。 RUDD14の有機ELディスプレイに再生のバーグラフが表示されている。 昨日は、バーグラフが表示されていなかったはず。先週との変化点は、ここだったが気づかなかった。 今日聴いたリッピングファイル オスカー・ピーターソン Vol Ⅲ オスカー・ピーターソンの世界 このアルバムもレコード店でジャズの名盤をディスカウントで限定販売していたものを購入したものである。-16dBで通して試聴。ヒスノイズは聞こえるが比較的小さい。昨日の聴いたアルバムと比べるとはるかに小さい。録音は優秀である。LPのオスカー・ピーターソン ピアノソロといい勝負である。ピアノは、センター、 ドラムスとベースが左チャンネルに重なって音像定位する。ピアノとドラムスは切れ味鋭い音がするがベースはドラムスと重なることもありどろんと濁った音がする。ベースが右チャンネルに配置されていたらまた違った印象になると思う。どういうセットの配置でマイクを立てたのか理

ありがちなトラブル

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1週間ぶりにVoyage MPDで聴いてみようと必要な機器の電源を入れてGMPCで再生してみると何故か音が出ない。GMPCからVotageにコネクトできて再生も始まるのに音が出ないとなるとDDCかアンプに問題があるかと思い接続を確認してもどこも問題なし。DDCをRUDD14からSD270に交換し再生すると音が出る。先週Voyage MPD 0.8.0にバージョンアップした時RUDD14で問題なく音が出たことを確認している。ALIXをケースから出して以前のVer0.7.5のCFカードと差し替えて元に戻してみるとRUDD14で音が出る。先週との変化点が分からない。原因不明である。CUSL2CマザーにCFを差して設定を確認してみるしかない。ALIXボードとケースを もう1セット用意した方がいいかもしれない。 今日聴いたリッピングファイル オスカー・ピーターソン ベスト・オブ・オスカー・ピーターソン オスカー・ピーターソンの名演奏18曲入りのベスト盤CD。レコード店で安売りしていたのを買ったのだと思う。LPのオスカー・ピーターソン ソロを聴いていなければ買うこともなかったはずである。ジャケットのイメージだけで買うとは思えないのでLPが いい音で鳴っていたという思い出は、残っていたのかもしれない。 -23dBで試聴し始めたが何か物足りない感じがする。こういう場合 やはりPC-AUDIOよりアナログLPの方が音が良いとか音に芯があるとか勘違いしてしまいそうである。ボリュームを-10dBまで上げてみると力強い音が出てくる。録音レベルは、やや低め。ボリュームを上げ下げして-15dBに落ち着いた。全編通してノイズ感が感じられる。これは、アンプのノイズではなくマスターテープのノイズかベスト盤編集過程でのダビングでノイズが付加されたものだと考えられる。18曲全てがノイズが強く感じられるわけでは無く一部の曲で静かな演奏の時に気になる。演奏自体は、鮮明に再生されピアノとドラムス、ベースが綺麗に定位する。ピアノはセンターだか曲が変わると左ベース 右ドラムスが入れ替わったりするので編集盤だというのがよく分かるアルバムである。

ある意味理想かも

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ラステーム RUA22A フルデジタルアンプといえば、ラステームから何機種か発売されている。USB入力からフルデジタル直結でオールインワンとなるとケーブルの音質劣化の心配は、USBケーブルとスピーカーケーブルだけとなる。シンプルイズベストで伝送過程でのAD変換は無し DA変換は、スピーカーの直前のLPFのみとなる。画像のRUA22Aと旧タイプのRUA220は、USBコントローラーがXMOSでVoyage MPDが使えそうでありハイレゾ対応でもある。アナログ伝送と決別したかのようなある意味理想的な製品である。他の機種RDA560,RDA520,RSDA302Uもハイレゾ対応の違いだけで機能的には、似たようなものである。 RUA22AとRUA220に使われているTIのデジタルアンプICチップ テレビ用に開発されているので世界中の液晶TVに内蔵されているかもしれない。案外TVのDLNA機能を使ってHDDの音源を聴くのがいい音を聴く近道だとすると金と手間暇かけているのが馬鹿馬鹿しくなる。TVを分解して内蔵スピーカーの配線を外しアンプ出力を引き出して外部スピーカーに繋ぐと面白いと思う。 SONY BRAVIA KDL40-F1 BRAVIAにはSMASTERが内蔵されているので本気でKDL40-F1を殻割りしようと思ったがどこをどうばらせば内部スピーカーの端子に辿りつけるか分からなかったのと当時NASにWMAファイルを貯めていたがDLNAで再生出来ず断念した経緯がある。リニアPCMなら再生出来るかもしれない。だとするとBDP-S370も使わずにTVだけでフルデジタル再生実現である。 今日聴いたLP オスカー・ピーターソン マイ フェバリット インストゥルメント オスカー・ピーターソンのピアノソロである。このアルバムは、見憶えがあるし聴いたこともあるが演奏や音の印象は、すっかり忘れてしまっている。30年振りに聴くのかもしれない。 今日初めて聴くのと同じような感じで試聴開始。ボリューム+13dB。音が出た瞬間にいい音だと分かる。こんなに切れ味鋭いピアノの演奏だったとは驚きである。奏者の熱気や力強く鍵盤を叩く雰囲気、空気感が再現される。時折オスカー・ピーターソンの唸り声、つぶやき、ハミングが聴こえてくる。

奇妙な取り合わせ

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LPレコードをアナログプレイヤーで再生しフルデジタルアンプで増幅して聴く。最近では、これが当たり前の再生環境となってきた。ALIX Voyage MPDとDDCからのデジタル音源再生との二本立てであるがどちらも素晴らしい音で鳴ってくれる。デジタル機器の音が良いとはいってもアナログ優秀録音盤を優秀なアナログ機器で再生するのを凌駕するには至っていないと思う。デジタルでアナログ以上の音を出すには、フルデジタルでの伝送方式の徹底だと思う。伝送過程で中途半端にアナログに戻していてはアナログの再生限界を超えられないのでは無いか 毒を食らわば皿まで。SONYでもPioneerでもシャープでもいいしラステームでもいい。新製品求む。 今日聴いたLP コルトレーン タイム ジョン・コルトレーン ユナイト・ジャズ・1500シリーズ LAX3121 ジョン・コルトレーン(テナー・サックス) セシル・テイラー(ピアノ) ケニー・ドーハム(トランペット) チャック・イスラエルス(ベース) ルイス・ヘイズ(ドラムス) 1958年10月13日録音 1976/12/21発売 ジャズの何たるかも知らずに真っ暗なジャズ喫茶に恐る恐る入ったその昔 コーヒーの注文もレコードの演奏もどう頼んでいいのか分からず腰の据わりの悪さに落ち着かない思いをしたものである。一緒に行った友人が店員に言った言葉「ジャズのレコードかけて下さい。」もっとほかに言いようがあるんじゃないかと思ったがそれしか言いようがないのも事実だった。どんなアーティストがいるのかもどんなアルバムがあるのかも二人共全く知らなかったのである。 自作ベニア板製レコードケースからジャズ盤が何枚か出てきたうちの一枚である。リバイバル発売の名盤である。ボリューム+13dBで試聴開始 出だしは、アンプの残留ノイズがサーッという感じで聴こえてくるが演奏が始まると聞こえなくなる。50年前の演奏と録音とは思えない音が眼前に展開する。D55が存分に鳴りまくり狭い六畳間に切れの良い音が充満する感じである。50年前の録音当時の再生装置も同じような音で鳴っていたのだろうか。アナログの実力侮りがたしである。

Voyage MPD 0.8.0 デフォルトで96kHz対応DDC OK

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PRODIGY CUBE Voyage MPD 0.8.0をCFカードにインストールしてALIX3D2に取り付けてある。USB-DDCをPRODIGY CUBEに繋ぎ替えて音が出るか試してみた。特にmpd.confに書き加えなくても音が出た。音量は、やはり低い。ボリューム位置-3dBで何時も聴いている音量になる。20dB落ちとなるとゲインの低いアンプでは、フルボリュームでも小さな音しか出ないことになる。RUDD14と比較して音質は、どうかということになるが良く分からないと言うのが本音である。音が出た瞬間にハッキリ分かるくらい違いが感じられなければ気のせいだという風に思うことにしている。耳を研ぎ澄まして聞こうとすればするほど脳にバイアスがかかって穿った印象を持ってしまうと思う。要するにハッキリとした違いは分からなかった。分かるほどの聴力が無いとも言える。今後使い続ける程の理由は、見当たらないので精神衛生上の問題でRUDD14に繋ぎ替えて元に戻した。ただUSBコントローラーのTENOR TE7022Lは、VOYAGE MPD 0.8.0のデフォルトインストールで音が出ることが確認できたのでDDC SMSL SD022とか、ラステームのDAC RUDA24、他のTENORチップを使ったDDC、DACも問題なく音が出るはずである。音量の問題は、PRODIGYの固有の問題だと思いたい。 今日聴いたLP カーティス・フラー スライディングイージー ブルースエットのLPを持っていると思っていたが探してみたら見つからない。どうも昔 友人宅でブルースエットを聴いた時の印象が強くて自分でもLPを購入していたと勘違いしていたようである。記憶とはいい加減なものだ。 LPを棚卸していたらカーティス・フラーの別のアルバムが出てきた。全く買った憶えがない。一体いつ何処で買ったのだろう。昔は、オーディオマニアというより工作マニアであまり音楽に興味がなく何を聴きたいのかもハッキリせず適当にレコード店で買ってきてはストックしていただけなのだった。 そんな訳で初めて聴くに等しい状態の試聴である。ボリューム+15dBで試聴開始。落ち着いたブルースエットの演奏とは印象が随分違う。明るく伸びやかな雰囲気の演奏である。また聴きたいかというとそれ程でもない。やはりブルー

ジャズの名演奏

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昨日Voyage MPD 0.8.0をインストールしたCFカードをALIXボードに差してセッティングしてみた。GMPCから接続してみたが何の問題も無し。DATABASEの更新に2~3分かかった。適当な曲を選んで再生してみたが特にバージョンアップによる変化は、感じられなかった。何時ものVoyageの音である。96kHz対応のDDCがデフォルトで再生出来るかどうか確認する必要があるが今日は、そこまで出来なかった。PRODIGY CUBEで確認してみたい。まだTENOR TE7022Lの実力が分からないままなのも気持ちが悪いのである。 今日聴いたリッピングファイル カーティス・フラー ブルースエット LP盤も所有していたと思う。名演奏だった記憶があったので多分BOOKOFFで見つけて購入したのだと思う。CDジャケットが傷だらけでヒビも入っている。CDの盤面も細かい傷が付いているがEACでの取り込みは、問題なし。 録音レベルは、低め。ボリューム-16dBで試聴。マスターテープのヒスノイズが一貫して聴こえるが耳障りではない。録音自体は、鮮明に録られており目の前で演奏しているような臨場感がある。8番目の曲は、ブルースエットのリハーサル風景の用な感じでメンバー間で声を出してイントロの確認を何回もしている。オフマイクで入った人の声とスタジオの環境音がリアルに聞こえ50年前の録音現場にタイムスリップしたような錯覚にとらわれる。 このアルバムは、オーディオ的試聴にも良いが再生装置に関係なしに純粋に音楽鑑賞を楽しめる名演奏だと思う。

Voyage MPD 0.8.0 インストール

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Voyage MPDの最新バージョンを予備のCFカードにインストールしてみた。インストールは、PCのマザーボードのIDEソケットに取り付けられるアダプタを介してCFカードを差して行う。ALIX3D2ボードでは、光学ドライブからブートアップできないのでインストール出来ないらしい。 接続図 手順 予めVoyage MPD 0.8.0をCD-Rに焼いておく。 PCのマザーボードにCFを取り付けBIOS設定の起動ドライブを光学ドライブに変更する。 CD-Rをドライブに挿入してVoyage MPDをブートアップする。 インストールと設定は、ネットで公開されている定番の方法 シャットダウンしてCFカードを外す。 ALIX3D2にCFカードを差し替える。 実際のインストール中の画像 マザーボードは、ASUS CUSL2C CPU PentiumⅢ 1GHz メモリー 512MB 光学ドライブは、Pioneer バルク品 CFカードとアダプタコネクタは、 YTW  で購入

アイドル

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今日聴いたリッピングファイル アヴリル・ラヴィーン ベスト・ダム・シング このアルバムは、BOOKOFFで購入したもの。比較的傷が少なくEACでの取り込みでもパーフェクトであった。以前500GB NASにWMAで取り込みNASが壊れNASから取り出したHDDをUSB-HDDケースキットに入れて復活させWAVで取り込んだものの何故かHDDから消えていた。結局このHDDは、諦め40GBのHDDをUSB-HDDケースに入れて出直し中である。どうもNASも大容量HDDのFAT32フォーマットも信頼できない。パソコンを買い換えてeSATAかUSB3.0にでもした方がいいのかも。 このアルバムの曲は、ウォークマンX1000に取り込んで会社の昼休みに聴いているから良く分かっている。ロックというよりポップ色が強く聴きやすい曲が揃っている。演奏の歪感は、殆ど無くクリアーでボーカルも綺麗に分離してセンター定位する。現代音楽のような鮮明さとはまた違うがロック、ポップアーティストのスタジオ録音としては良い収録だと思う。 ウォークマンのS-MASTERも高解像で聞かせてくれるがリスニングルームで聴くTA-DA7000ESのS-MASTERが鳴らすD55バックロードの音は、別格である。全ての音を鳴らし切ってくれる。12と13番目の演奏では、ギターの歪の連続音が聴こえる。狭い六畳間に色んな物が詰め込まれて反響音が適度に抑えられスピーカーと至近距離で対峙して直接音を聴く環境のせいかソースに収録されている歪は、あまり気にならない。これが広い部屋で反響が抑えられていないライブな環境だと直接音と反射音が混ざってソースの歪か再生に伴う歪か判断出来ないと思う。紙臭いと言われるフォステクス軽量コーンフルレンジの自作スピーカーをコンクリートの広い部屋に置いて使いこなすのは難しい。狭い部屋に移動して正解。

ロックスター

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2年くらい前にヤマダ電機でDVDのバスケット売りから面白そうなのを適当に物色して買った中の1枚。マーク・ウォールバーグ主演の「ロックスター」である。ヘビーメタルバンドの実際にあった逸話を題材にバンド経験のある役者やプロのミュージシャンも役に加わって製作された映画である。マーク・ウォールバーグも役者になる前は、バンド経験がありヒット曲も出している。ストーリーは、アマチュアのコピーバンドのボーカリストが本家のバンドのリードボーカル脱退の機に代わりに抜擢されるというサクセスストーリーである。名声を得ながらも酒とドラッグに溺れ恋人に去られ自分自信も見失っていく主人公がバンドを脱退し故郷に戻り昔の仲間と共にグランジで再出発するというラストである。 革ジャンで身を固めたヘビーメタルとラフなスタイルのグランジとの対比が面白い。この映画を観るとロックが好きになると思う。

グランジ

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カート・コバーン 今日聴いたリッピングファイル ニルヴァーナ インセスティサイド グランジとかオルタナティプロックとかいうジャンルらしい。ウィキペディアで調べるとハードロック、ヘビーメタルを忌み嫌って生まれたロックらしいがロックシーンに疎い人間には何のことだか。 このCDもロッキン・オンでニルヴァーナのメンバーのインタビュー記事を読んでいたのでレコード店で発見して即座に購入したものである。 いつものように-23dBで試聴開始したが録音レベルが低いのですぐに-14dBまでボリュームを上げる。ロックを静かに聴いても意味が無いので幾分大きめの音量にしてみた。昨日聴いたノエル・ギャラガーとは随分印象が違う。こちらの方がロックらしい演奏である。音の印象は、オーディオ的試聴に耐える明快で歯切れのいいものである。ギターは、やはり歪感を伴うがそれ程うるさくはない。演奏の一部だと思ったほうがよさそうである。ドラムとベースとボーカルは、クリアーで解像度良く聴かせる。演奏の乗りの良さは全ての曲で一貫しており楽しませてくれた。これを聴いてしまうとアルバム ネヴァーマインドも聴きたくなってしまう。今度は、AMAZONで購入しよう。

自作アンプ・・・遠い昔

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無銭と実験12月号を買ってきた。最近は、本屋で立ち読みでさらっと目を通す程度で購入に踏み切ることは、滅多にない。今回買ってみたくなったのは、製品紹介の頁にオーディオテクニカの創業50周年記念限定カートリッジの記事が目を引いたのと小林貢氏の「ジョン・コルトレーンLP 5作の録音への疑問」の記事が面白かったからである。不自然な音像定位の解説は、我が意を得たりという感じである。なかなかこういう事実は、記事になることがないのでよく書いていくれたと思う。演奏者の不自然な配置による偏った音像定位は、記事の中のコルトレーン、アート・ペッパーだけじゃない。自分の手持ちのボブ・ディランのCDでもボーカルとギターが左右チャンネルで分かれているなんてことがあった。 アンプの製作記事は、お馴染みのレギュラー執筆者の連載が40年近く続いているのには驚きである。新作の度に音質向上と言っているが40年もの間 音質向上し続けることがあるのだろうか。年間5作として40年で200作。1作毎に前作比5%音質向上したら1000%向上なのか1.05の200乗の17292倍なのか。40年前のシステムと比較試聴してみたらどうなのだろう。同じ所をグルグル回っているだけのようなことなのじゃないのかという気がする。アナログ増幅の技術は、40年程前に確立されてブレークスルーは、起きていないと思うのだがどうだろうか。自分としては、フルデジタルアンプに拘っているのでそういった製作記事があれば読みたいしコピーしか出来なくても製作してみたい。 今日聴いたリッピングファイル ノエル・ギャラガー ハイ フライング バーズ 兄弟喧嘩の末にオアシス脱退後2年 ノエル・ギャラガーのソロアルバムである。ロックの細かいジャンル分けは、まるで分かっていない。オアシスがどんなバンドでどんな演奏をしていたのかもまるで知らないでCDを買ってみた。ロッキン・オンという雑誌を何となく買ってみて会社の昼休みに読んでいるがロックミュージシャンのインタビュー記事がぎっしり書いてある。我の強い個性むき出しのロッカーたちの本音に触れられて面白い。こういったきっかけでもなければ買うことも無かっただろうと思う。 -23dBで通して聴いてみた。ハードロックではないのでやかましい音楽ではない。割りと聴きやすく楽しめるが音質は良くない。エレキギ

素直な再生と激しさ

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今日聴いたリッピングファイル クロウマータ・パーカッション・アンサンブルとマヌエラ・ウィスラーのフルート WARNINGの横に小さい文字でsee back pageとある。 裏面には、こう書いてある。 contrary to established practice this recording retains the staggering dynamics of the original performance. This may damage your loudspeakers, but given first-rate play-back equipment you are guaranteed a truly remarkable musical and audio experience. Good luck! スピーカーが壊れる当たりは分かるが他の部分は、英語力が無いのでGoogleで翻訳してみた。 「確立された 慣行 に反して この 記録 は、元のパフォーマンス の 驚異的な ダイナミクス を保持します 。 これは 、あなたのスピーカー を 損傷する 可能性がありますが、 一流の プレイ バック 機器 与えられた こと は 本当に驚くべき 音楽 と オーディオ体験を 保証されています 。 幸運を祈る !」 EACがリッピングに失敗して1~12の内1が取り込めていない。-10dBで2からスタート フルート主体の演奏は、音量が小さめ パーカッションが加わると音量が大きめになるがそれ程でもない。最後の12番目の曲の演奏は、フルートは退場してパーカッションのみで14分40秒 尻上がりに音量が上がっていき-10dBでは、近所迷惑な程の音量に感じられ自分自身が耐えられなくなって-22dBまでボリュームを下げた。これで通常聴いている状態だ。普段から大音量で聴く人が通しで同じ音量で聴いたら耐入力の低いスピーカーでは、壊れるかもしれない。 このCDは、最後の曲の演奏が全てだと思う。シルヴィオ・グァルダのパーカッションといい勝負になる。部屋の空気が録音現場の空気とそっくり入れ替わったような臨場感が味わえる。鋭く立ち上がり炸裂する打楽器による大音響が延々と続くが歪み感は、一切感じられない。透明な空気感の中での激しい演奏が体に突き刺さってくるが爽快で

Voyageが認識するUSBコントローラー

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USB-DDCの新製品が発売されると気になるのは、Voayge MPDで使えるかどうかである。 Voyage MPDが認識するUSB-DDC,DACの条件は、何だろうか。 ネットで調べるとWindows、MAC OSの標準ドライバーで認識するものなら大丈夫らしいという心もとない情報が出てくる。Win、MACどちらも独自のドライバーが必要なものは、Voyage MPDでは、認識しないのは確からしいがこれもやってみないと分からない。はっきりしているのは、USB-DDC、DACのUSB端子から入力直後にあるUSBコントローラーに何が使われているかで大体の対応状況が分かるようである。 下記1.と2.は、Win、MACともOS標準ドライバーで認識 Voyageでも認識しそうである。 3.も同様のようであるが良く分からない。ラトックシステムの機器は、大丈夫そうである。 4.は、MAC OS標準ドライバーで認識 Windowsは、独自ドライバーインストールにより認識      Voyageで認識事例多い TI PCM270*シリーズ USB1.0ノーマルスピード 48kHzまで対応 アイソクロナス転送 TENOR TE7022L      USB1.0フルスピード  96kHzまで対応 アイソクロナス転送 TI TAS1020B             USB1.0フルスピード 96kHzまで対応 プログラムによりアシンクロナス転送対応可 XMOS          USB2.0ハイスピード 192kHzまで対応 アシンクロナス転送 手持ちの機器で確認 DAC  SMSL SD1955    PCM2704使用 Voyage認識 問題なく使える  PRODIGY CUBE     TE7022L   Voyage認識    何故かフルボリュームでも音が小さい DDC  SMSL SD270    PCM2704使用 Voyage認識 問題なく使える  ラステーム RUDD114  XMOS使用 Voyage認識 問題なく使える フェーズテックのUDIF7が手持ちにあるがまだケースの加工もしていなくて組んでいないので未確認だがこれは、Voyageで認識するのは間違いない。事例が多い。ただUSBコントローラーは、上記1

SMSL新製品

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p41audio からSMSLのUSB-DDCの新製品が発売された。型番 SD-022 値段5490円 コンパクトでデザインも良くこのメーカーらしいしっかりした構造のケースで部品も質の良いものを使っている。入力端子は、USBオンリー 出力端子は、デジタルのみでRCA同軸と光 1系統づつ PC-AUDIO用途でフルデジタルアンプに接続するのに向いていると思う。 DACに繋いでプリアンプ、メインアンプと接続経路を増やしていく場合は、伝送過程でアナログ増幅に起因する歪が加算されていったりメインアンプにデジタルアンプを使うとなるとDA変換、AD変換に伴う不可逆性の劣化要因が増加していくことが気になってくる。 今やハイレゾ音源への対応の面で古臭くなってしまった我が家のフルデジタルアンプTA-DA7000ESだが96kHzの音源までは、対応しているし自分としてはCDのリッピングファイル16bit44kHzが聴ければ良いので当分アンプ固定で行く方針を固めている。 それでこの新製品SD-022の仕様は、 対応サンプリングレート:16bit/24bit 32KHz、44.1KHz、48KHz、96KHz となっている。 SONYのS-MASTERにぴったりである。あとはVoyage MPDに対応するかどうかであるがUSBコントローラーにTENOR TE7022が採用されており大丈夫そうである。 安価なので購入して手持ちのDDCと比較試聴して音質の違いを確かめてみたい。16bit44kHzの音源では、5~6千円のDDCも5万円のDDCも音に差が無いのかもしれない。あるいはハイレゾ音源でも違いが分からないのかもしれない。アイソクロナス転送とアシンクロナス転送の違いによるジッターの大きさの差異は、間違いないところだと思うがそれが音の違いにどう現れるのかハッキリ聴いて分かるレベルなのか知りたいところである。

リッピング

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今日は、音楽鑑賞は、お休みにしてリッピンク゛に精を出してみた。面倒なのでついついそのうちにと先送りにしてきたのであるがやり始めたらそれ程面倒でもない。高精度の専用ドライブとかは持っていないのでノートPC内蔵ドライブを使う。ソフトは、定番のEACである。近所の書店で買った新品、BOOKOFFの中古CD、秋葉原石丸電気で物色したもの等 色々20枚連続してHDDに取り込んでみた。ファイル形式は、WAV。これから毎日聴いてみるつもりだがBISのWARNINGシリーズがどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみである。アナログLPのマイナーレーベル優秀録音盤に負けない音が出るかどうか Voyage MPDの本当の性能が分かると思う。

再生の難しさ

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同じアルバムでも聴くたびに印象が変わる事がある。録音が悪いと思っていたのに装置が変わったら音の印象が一変するということがあるから一回聴いただけで評価を固定することは出来ない。 デジタル技術の進歩で一番有難いのは、デジタル信号を処理するチップの性能が向上して単価が安くなったことだと思う。安物のプレイヤーに搭載されるチップもハイエンド機も似たような型番のモノが使われている。20年前の10万円クラスのCDプレイヤーより最近の1万円代のDVDプレイヤーで聴いたほうが音が良いと思う。昔の機器は、リサイクルショップ行きとなってしまった。 今日聴いたリッピングファイル ANA JOHNSSON THE WAY I AM 同じタイトル2枚 左側は、レコード店でジャケ買いした国内通常版で1曲多い12.BLACK HOLEは、ボーナストラックとなっている。右側は、BOOKOFFで見つけたボーナストラック無しの11曲バージョン 輸入盤だろうか。しかし中古レコードは、傷が多い。リッピングしてもリトライが多い。DV600AVは、どんなに傷があっても難なく再生する優れたプレイヤーだ。処分してしまって今はもう無いNEC CD10で再生した時は、やかましく歪が多い印象だったがDV600AVでは耳あたりが良く聴きやすい音になる。 HDDに取り込んだのは、傷のない左側 Voyage Mpdで聴いてみるとDV600AVよりも更にクリアで綺麗に分離して再生する。ボーカルも実在感を伴って定位する。再生装置が変わると音の印象が随分変わるアルバムである。基本的に優秀録音盤なのだろうと思う。しかしVoyageは、どんな音源でも綺麗に聴かせる良さがある。

利便性

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Voyage MpdのクライアントソフトGMPCを操作するのにリスニングポジション右側にミニノート(ASUS EeePC)を床置きに近い形て゛使用している。見栄えは、悪いが座布団に座っての視聴でリモートで曲を選ぶのに使い勝手が良い。HDDにアルバムを保存して自由に好きな曲を聴ける操作性は、確かに便利だなぁと思う。電源を入れる機器が多すぎるのとミニノートの立ち上げ時間がネックだがそれ程気にならない。クライアントにANDROYDタブレット(ACER ICONIA TAB)を使ってみたがタッチ操作の感触が良くないのでやめてしまった。ミニノートとマウスでGMPCを使うのが自分には、合っていると思う。 今日聴いたリッピングファイル リリックス INSIDE THE HOLLOW 2006 以前CDで聴いた時は、やかましくてとても聴けないと思ったがVoyage MPDで今日聴いてみると印象が一変。割りと聴きやすくボリュームも-22dBまで上げられた。冒頭の曲だけが少し歪みぽく感じられたがそれ以外は、分離がよくクリアーな音質である。スタジオ録音としては優秀な方だろうと思う。終わりの方の曲でボーカルの位置が右スピーカーと左スピーカーで交互に入れ替わるような部分がある。ミキサーで弄っているのだろうか。あまり気持ちの良いものではない。 このアルバムでは4人組だが現在は、エヴィン姉妹とバックバンドの新生lillixとなっているようである。

PC-AUDIO

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久しぶりにVOYAGE MPDでHDDの音楽ソースを聴いてみた。ブランクが空きすぎてALIXに割り当てたIPアドレスを忘れてGMPCからもSSHからも接続できないという馬鹿なことになってしまった。手持ちの無線ルーターを切り替えて実験してたことを忘れていた。そのことに気づいて本来のIPを打ち込んで何とかGMPCで接続出来た。毎日使っていればどうということもないのにアナログ再生に2週間ばかり没頭してたせいで忘れるとは。IPの設定は、やはり肝である。どこかに記録しておかないといけない。メモ書きかPCにテキストファイルを置いておこう。 今日聴いたリッピングファイル アヴリル・ラヴィーン アンダー・マイ・スキン このアルバムは、全編通して聴きやすい。やかましい演奏ではないのでボリュームを上げても楽しめる。エレキギターが歪みぽくておだんごになるということもない。ボーカルも透明で綺麗に定位する。通常のスタジオ録音の普通の収録という感じだ。ポップロックの優秀録音というようなものがあるのかどうか知りたいがアナログマイナーレーベルのようにはいかないだろう。アヴリルが教会とか古城でアコースティックな楽器と共にオフマイクで録音したらどうなるか。想像しただけで楽しい。

気分転換 口直し

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書店でCDを買ってきた。20~30年前のLPの発掘作業に疲れてきてストレスが溜まってきている。気分転換にロック、ポップスも聴いてみようということで3枚購入してみた。音楽雑誌にインタビュー記事が掲載されていたロックミュージシャンの新譜とか旧版が店頭に並んでいたのでいいタイミングだったのでためらわず購入。ガールズロックの方は、デビューアルバムを持っていてやかましいだけの印象しかなかったので成長度合いを見たいということもあり購入。 リッピングしてVoyage MPDで聴いてみるつもり。鋭い音の立ち上がり、生々しい空気感、目の前にボーカルがリアルに定位する こういったオーディオ的 音の良さは、体験できないかもしれない。でもそれでもいいじゃないか 楽しめれば。リラックスして聞くことも必要だ。 一方でアナログLPのマイナーレーベルのような掘り出し物であることも期待。

ゆとり

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手持ちのカートリッジを並べてみた。MCL10は、トーンアームに付けてある。 何かいいかんじ。趣味として楽しい。 今日聴いたLP シュトックハウゼン hyperion A66115 これも今日初めてジャケットから取り出した。再生して初めてこういう音楽だったのかと分かった。何とも奇妙奇天烈。楽器の演奏は、一切なし。声楽なのだが言葉を使って歌うという部分がほとんどない。少しだけ「ハレルヤ」「ヤーウェイ」とはっきり聞こえる部分がある。あとは全て意味不明の擬音を曲に合わせて男女数名で発し続ける。ワァゥ-ワァゥ-ワァゥ-ワァゥ- ゥィ-ゥ-ゥィ-ゥ-ゥィ-ゥ-ゥィ-ゥ- 何か子供がふざけて口をすぼめて擬音を出して遊んでるような声で大の大人が真面目に歌にしている。人間の口が楽器のようになっている。というより楽器として使いこなしている。何とも不思議。 ただ雰囲気は、静かな芸能山城組という感じ。1、2面通して聴いたが忍耐に尽きる。もう聴きたくない。

衝撃の低音

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今日聴いたLP パーカッションⅡ シルヴィオ・グァルダ ΣRATO ERX4014 発売元RVC 1979 このレコードは、本当に聴いた憶えがない。聴こうとすらしなかったほど購入当時は、現代音楽を受け入れる素養が自分には、なかったのだと思う。オーディオ評論家推奨盤ということとジャケットに惹かれて買ったということだけなのである。いかにもいい音がしそうなデザインである。聴く前から強烈な音の予感がして結局恐れをなしてそのまま所蔵の1枚となっていた。 今日初めて再生してみて聴いた音は、予想どおり目の前に強烈な打楽器の衝撃が展開された。バックロードホーンが初めて真価を発揮したような凄まじい低音の響きである。スピーカーのキャビネットが反力で動くのじゃないかと思った。低音の音波の衝撃でアナログプレイヤーが振られてハウリングでも起こさないかと不安になるほどであった。1面は、始めから終わりまでハイテンションの演奏が続きノイズは、気にならない。2面に入ると一転して静かな演奏となりアンプの残留ノイズが気になってくる。収録過程でのノイズは、聴こえてこないのでMMカートリッジで聴き直してみたい。といってもまた聴きたくなるかが問題ではある。たまにストレス解消の為に聴くのがいいかもしれない。やかましいが爽快な気分になる音である。

アナログ航海

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六畳間オーディオルームのリスニングポジションの右側壁面にホームコタツ(ヒーターは外してある)を置いてデスクトップPCを置いている。コタツトップである。Windows2000でNASのWMAロスレスファイルをメディアプレイヤーで聴いていたがDV600AVでCDを再生するのと何も音が変わらなかったのとNASが不調だったのでPCオーディオは、やめてしまった。その後UBUNTUをインストールしたが何も使わずに今は、VOYAGE MPDを上書きインストールしてある。実験台のようなものである。スピーカーは、置き場所に困ってこのポジションになっているだけで配線もしていない。綺麗に片付けることが出来ないのでどうしてもマニアの実験室ぽくなってしまう。ALIX Voyageのクライアントたるミニノートは、コタツの下の工具箱の上がベストポジションになってしまった。 今日聴いたLP 古代ギリシャの音楽 G パニアグア指揮 harmonia mundi (FRANCE) HM1015 これも一度だけ聴いただけでジャケットで休眠中だった。切れ味鋭い音という記憶だけが残っているが内容は、ほとんど憶えていない。タイムカプセルを開けるような気分で聴いてみた。録音レベルは、少し低い。マスターテープのノイズとアンプの残留ノイズが聞こえる。弦楽器だけの演奏だとノイズが気になるが打楽器が加わると急に鮮明になる。声楽が始まると何か聴き憶えのある感じがする。言語が違うだけでこれは芸能山城組と同じ雰囲気がする。やまと幻唱を古代ギリシャ語(?)で歌うとこんな感じだろう。古代音楽と現代音楽が通じるものがあるとは不思議だ。 優秀録音盤だが聴きたくない音楽か好きなジャンルの普通の録音の音楽かどちらを選ぶか? 普段は、好きな音楽をそこそこ楽しめればいいのかなと思う。ゲテモノ音楽は、たまに聴けば良い。最近は、耐性がついたのかもしれない。毎日聴いている。 こんなものは無理だろうか マイナーレーベルでメジャーアーティスト ワンポイントステレオマイクのオフマイク録音のガールズロックやポップスがあれば聴いてみたい。

アナログとデジタル

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フルデジタルアンプとアナログレコードの相性の良さを毎日実感している。高忠実度再生を実現するのに複雑な処理をするプロセスを挟むのとシステムを単純化して余計なプロセスを省くのと二つのアプローチの仕方があると思う。どちらか一方ということではなく適材適所の良い組み合わせがあるのかもしれない。結果良ければ全て良しのやり方だけでは単に組み合わせの相性を見ているだけの趣味となってしまう。 今日聴いたLP カメルーンのオペラ ocora harmonia mundi 1985 優秀録音の外盤は、東京に行く機会があったら秋葉原の石丸電気でまとめ買いするというようなことをかつてはしていた。自分の好みとは関係なくオーディオ評論家推奨盤を買ってみても一回聴いてそのまま、一度もジャケットから出さないままということが多い。そんなLPの中からこれは、という一枚を引っ張り出して聴いてみた。民族音楽と環境音のドキュメンタリーである。1面の出だしだけ多少ノイズが多いが途中から先鋭度が高くなり鋭い立ち上がりの音が続く。目の前に現地の空気感が鮮明に漂うような感覚である。生々しい感じがするが一方でオーディオ的な音でもある。マイクとテープレコーダーで忠実に収録した鋭い音なのだと思う。実際の自然の中の音を直接 鼓膜で聴く生の音は、また別ものかもしれない。 最近は、オーディオ評論家の呪縛から解放されて自分の聞きたい音楽を素直に買うことにしている。もう石丸電気で買うこともないと思う。

音は、良くなっているか

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オーディオの訳のわからないのは、何がどれだけ良くなったのかが曖昧なまま音質の評価をすることだと思う。ある部分に改良を施してこの部分が前と比べてこれだけ良くなったから全体のパフォーマンスがこれだけ向上したというように定量的評価ができないのかなと思う。 映像の世界では、技術的改善点と評価方法が具体的で性能の向上度合いが分かりやすい。結果が目で見て納得がいくのである。30~40年前と比較してテレビの性能は、誰の目から見ても向上しているのが分かる。一方オーディオは、どうか。アナログの時代の音と現代のデジタル技術を駆使した機器の音は、耳に聴こえてくる結果において向上度合いが分からないのである。ある意味で映像よりも音響の方がアナログ技術を駆使して人間の知覚の限界に近いところまで早々と到達していたのかもしれない。この先デジタル技術がどれだけ向上しても(ハイレゾだろうがDSDだろうが)結局アナログに近づいていくだけのことなのだと思う。最終的に録音現場の音を部屋に持ち込める事になったとしてもやはり入り口と出口の部分がアナログ機器(マイクロフォンとスピーカー)のままなのである。 とはいっても世の中にあるものをどう受け入れて一ユーザーとしてどう取り組むか。闇雲に大きな変化点もちいさな変化点も同列に扱って音が変わった、良くなったと場当たり的変化を楽しむようなことはしたくない。アマチュアの立場としてもブラックボックス化した技術の理解をする努力をすることと問題の把握、課題の整理をして対策の方向性を探ることは必要だと思う。 今日聴いたLP 芸能山城組 恐山 恐山(おそれざん) 銅之剣舞(どうのけんばい) Victor SF-10056 1976 バロックでも聞こうと思って2枚ばかり聴いてみたがあまりの音の悪さ(ノイズっぽい、ぼやけた感じ)に断念して例によってゲテモノ音楽 激烈、壮絶な音がする。1面 冒頭に女の絶叫音がある。ここはボリュームを上げられない。-20dB 全編を通じてノイズは、感じられない。透明な音場感、舞台を走りまわる足音の臨場感が凄い。 録音の優秀さが分かる。 CD盤は、まだ手に入るようである。AMAZONで買えるので購入してHDDに取り込みVOYAGEで聴いてみたい。