レコード再生

昨日の深夜にセッティングしたレコードプレイヤーでLPレコード再生である。会社から帰宅してさっそくセッティングの続きをしてみた。トーンアームの調整が難しい。数年ぶりに触ってみたが何か動きが変である。アームリフターがレバーを動かしても反応しない。アームのスタティックパランスがとれない。敏感なようで鈍感な妙な動きをする。ゼロバランスがとれたと思って針圧調整ダイヤルをゼロにするとアーム先端が浮き上がってしまう。何だか訳が分からないがだましだまし調整して針圧1.5gに合わせてみた。インサイドフォースキャンセラーも試してみたが1.5gに合わせると猛烈に外に引っ張られる。気持ち悪いのでゼロにセット。視聴レコードは、芸能山城組「やまと幻唱」とフィリップスのバイノーラル録音のドキュメンタリーである。

プレイヤーの調整が心もとないまま視聴してみた。先ずは、やまと幻唱のわらべ唄から聴いてみた。音が出た瞬間から鮮烈な音が出た。強烈なダイナミックレンジ 静寂な空気感からいきなりボーカルや楽器の音が立ち上がる。アナログLP再生特有の針音が時々する(バツッ,ボツッ,バチッ)以外はノイズ感は無い。SN比は、60dBくらいのはずだから現代のデジタル機器より確実にノイズは、多いはずである。しかし訊いている音はノイズ感のない音である。フィリップスのバイノーラル録音のレコードも聴いてみた。こちらは、ドキュメンタリー録音で環境音の収録がほとんどである。バイクの走行音、頭上を通過するジェット機の爆音、サウナ風呂でのマッサージ 湯船にどっぷり浸かる音、駅の構内の騒音等 どれもリアルな音場感が得られる。
久々に聴いたアナログLPの音は、強烈な印象を得た。20~30年前は、こんな音を聴いていたのかと驚愕の思いである。当時は、この音を普通に聴いていて何とも思っていなかった。今になってみると不思議である。最近は、Voyage MPDの音に感心していたが今日感じた強烈な音と比較するとそれ程でもないように思えてきた。やはりオーデイオは、進歩していない。
ボリューム 0dB
phono入力からの再生


接続図

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