Voyage MPDは、アナログLPの夢を見るか

ブレードランナー
画面の奥 親父さんの向こうのガラスケースの上に載っているのが問題の丼
だろうか
DV600AVでブレードランナーDVD版を観た。ファイナルカット版である。以前ディレクターズカット最終版を買ったのだがあまりの低画質にすぐ観るのをやめていた。多分ビデオテープからDVD化したのだろう。ファイナルカット版は、フィルム原版からDVD化したのだろうか 非常に高画質である。通しでラストまで観る気になる。TVの放送で何度も観ているので内容は、すっかり頭の中に入っている。上のシーンは、自分の一番のお気に入りである。屋台で丼とうどんを注文する場面である。どんな丼かは、結局分からないが親父さんとのやり取りが面白い。(ネット上で話題になって突き止めた人がいてWebで問題の場面を公開していた。)フィリップKディックの原作を、この映画を観てから読むとまるで違う物語だと思った。それもそのはず映画の監督は、原作を一切読まないで映画を作ったそうである。どちらが良いとかという事ではなくどちらも面白いのでそれぞれ楽しめば良いと思う。

最近思うこと
Voyage MPDの音を初めて聴いた時 クリアな音場空間 ボーカルが等身大で定位する。口の動きがよく分かる。リアルな音場感である。素晴らしい体験を出来たと思ったと同時にこの音はかつて聴いた音でもあると思った。既視感というのでは無くこの道は、いつか来た道とハッキリ自覚できる。かつてアナログLPレコードを自作のレコードプレイヤーで聴いていた頃のことである。バイノーラル録音のドキュメンタリーレコードとか芸能山城組の「大和幻唱」の中の童歌をVictorのカートリッジU1Eで聴いた時に同じような音場体験をしていた。もうずいぶん昔のことである。
音は、本当に良くなっているのだろうか。デジタル技術の進歩でコモディティ化が進んでハイエンドとローエンドの差が小さくなった。皆が平均的に良い音が聴ける様になったのは事実である。しかしオーディオは、何も進歩してないのじゃないかと思う。
Voyage MPDの先にあるもの・・・

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