アマチュア工作

板取精度が悪いまま強引に箱組みすると隙間が出来る。
近所のホームセンターに行って来て木材を見てきた。パイン集成材の寸法を見ると長さが910mmになっている。910mmのまま組み立てると箱の高さが10mm高くなる。店頭在庫を何枚か重ねて立ててみると誤差が大きい。2mmは、確実に差がある。これでは、組み立て時に鉋で削って調整しないといけない。設計寸法が900mmだったので10mmカットして揃えた方が良さそうである。手引き鋸で精度よく綺麗にカットして900mmに揃えるのは難しいのでホームセンターのカットサービスを頼むことになりそうである。パネルソーでの裁断を頼むコツは、一度ガイドの設定をしてロックネジを締めたらその位置で必要枚数を続けてカットしてもらうことである。900mmが4枚必要だったら4枚続けてカットする。間に別の寸法の板(例えば250mmとか)をカットしてもう一度ガイドを900mmに調整してカットすると最初の900mmとは誤差が出てしまう。家に持ち帰って重ねて確認してみると1~2mm差異があってがっかりしてしまう。ホームセンターの店員とうまくコミニュケーションが取れないと工作精度に大きく影響する。長岡先生の板取設計は、このあたり良く考えられていてきりの良い寸法に拘らず同一寸法に揃える板取の意図が読み取れるのである。

結局、図面を修正して板材910mmから900mmを切り出すか1820mmの板から900mmを2枚切りだすことになる。幅の方はどうかというとこちらは200mm、250mmともに重ねると綺麗に揃っている。幅が2mmも違っていたら箱組みが出来ない。長手方向に900mm鉋で削ったりヤスリがけするのは大変である。こんなことをするくらいなら三六の定尺材から切り出したほうが良いがこちらはこちらで三六を何枚もこちらの指定した手順どおりにガイド調整してカットサービスしてもらえるかどうか不安になる。店員との連携が肝になるのだが中々こちらの言うことを理解してもらえないのである。

三六の定尺材を使うと言っても使える材料が限られている。今日見た限りではパイン集成材の18mm三六が安売りで3千円を切っていた。持ち上げてみると軽いし少ししなる。強度は、なさそうである。あと使えそうなのは、JASコンパネ15mm こちらは、三六ではなく900mm×1800mm 2500円くらい。断面をみるとスもあまり見られないし密度も高くて締まっている。実質ラワン合板と言ってもいいくらいである。見てくれは悪くなるが板材の質がいいので補強をすれば箱の強度も取れるしローコストのオーディオ工作向きである。店員を混乱させないで精度良くカットする作戦としては、1日に定尺1枚だけカットして帰ってくることに尽きると思う。定尺1枚で1本の板取とするのである。家に帰って1本工作、箱組みして完成。これを必要本数分 毎週繰り返すことになる。

ラワン単板も再確認してみたがこちらは、幅、長さともに重ねてみて差異が少なかったし持ち上げてみると重く感じられ密度が高そうである。補強用に使える角材も各種寸法が揃っておりこれを使うという手もある。

結局また振り出しに戻ってしまった感がある。図面を最終形としたつもりがもう一度再検討である。但し基本設計は、変えないで寸法と板取の見直しと補強材の選定である。

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