長岡式バックロードホーンDシリーズ欠番 D5のシミュレーション

夏が終わっても猛暑が9月末まで続き10月半ばでようやく涼しくなってきた今日この頃である。秋になると落ち着いてオーディオでもやってみようかという気分である。まあ音を聴くのもいいがスピーカー工作のことでも考えながら思いを巡らすのも楽しいものである。オーディオルームのD55バックロードホーンが大きく重いので心理的負担になってきて何時か処分しないといけないとか何時も考えている。リサイクルショップに運ぶのも最終処分場に運ぶのもどちらも難儀というか一人ではどうにも動かせない。HARDOFFで店員に聞いてみたら自作スピーカーは、引き取りサービスには行けないと言う。どうしたものかと思い庭に放り出して朽ち果てさせるしかないとか考えた。庭までなら何とか引きずって運べそうである。ごちゃごちゃ考えているうちにもう諦めた、しばらくこのまま使おう、古くなったユニットFE206Sを外してHARDOFFに売りに行こうと考え直した。新たに取り付けるユニットは、新製品のFE203ΣREという限定販売品である。この手のユニットは、あっという間に予約注文が規定数に達し買えなくなってしまうから早めに注文しないといけないのだが何が何でもという熱量でもない。そうこうしていたら小泉無線の通販サイトを見に行ったら売り切れになっていた。次回11月受付とある。やはり限定と言ってもまだまだ売る気満々のようである。11月注文しよう。

D55を処分できたら新たにスピーカー工作をしようと考えていたのだが何を作るかと言うとまたバックロードホーンである。まあ新規工作は、しないと決めたのでここからはシミュレーションである。FE203ΣRE1本使いでD55よりコンパクトで軽く楽に動かせて処分する時に一人で車に乗せられるものを作るにはどんな設計が良いか、まあ自力で設計するのも面白いが長岡鉄男の図面集に適当なのがありそうなのでそれを見てみた。20cmフルレンジ1本使用のバックロードホーンで長岡式にはD3からD6まであるがこれ以外にも型番にⅡが付いてたり二桁シリーズだったりスワン型もある。できるだけシンプルな構造で材料も少なくて済みバックロードホーンらしいオーソドックな形をしているのはD4、D6だろう。

D4の図面 構造と板取

D6の図面 構造と板取

D6の設計が先でD4は、D6のバリエーションとして設計されたようである、オリジナルの設計と制作記事がオーディオ誌に掲載されたかどうか定かでないが長岡氏の記事は、雑誌購入、立ち読みで読み漏らしたことは無いはずなので多分ないのではと思う。この図面集に掲載されていることは貴重な資料ということでありがたい事である。20cm用として両機ともにやや幅広な設計になっておりD3やその類似設計とは、音の狙いが違うと思われソフトタッチのBHとD6に書いてある。D4はスペースファクター重視で幅を狭めたとあり設計がルーズというかそんなにシビアな設計ではなくても大丈夫ということか?そうであれば幅のアレンジをしてもいいと判断してD4とD6の中間設計として幅を中間の寸法にしたD5があっても良いのではと思う。幅を変えるだけならD6の幅を変更する方が板取図の修正が楽である。

書いてから読み返したら板取図の修正が楽とかという事でなくD4では修正しようとすると板を追加しないといけなくなる。サブロク3枚では無理で4枚かサブロクの半割でも追加しないといけない。サブロク3枚使い切りの板取だから当然だな。
D6の板取修正は、音道構成板の幅を縮めるだけなので板の使用枚数が増えずに済むのである。




コメント

このブログの人気の投稿

BDP-S370 SACD SP/DIF同軸出力

LightMPD/upnpgw イーサネット分離モード

藤原とうふ店ジオラマ模型制作 1/64ペーパークラフト 続き2