映画「幻の女」

 映画「幻の女」を観た。Amazon Prime VideoでPrime会員無料配信だった。小説を読んだあとは、結末にがっかりして映画を見る気も失せていたが口直しにと思って観ることにした。内容は、小説を少しアレンジしてある。小説では最後まで犯人が分からないトリックが仕掛けられていたが映画では犯人が分かる設定でサスペンスドラマ仕立てになっている。作者に騙されたような後味の悪さが無いので映画のほうが単純にハッピーエンドのドラマとして楽しめた。1944年製作のモノクロ映画で当時のニューヨークの街の様子や今はない高架鉄道等が見れて本編とは関係なく楽しめる。しかし80年近く前に現代とそれほど変わらない都市のシステムが出来上がっていたのには単純に驚く。小説との比較と舞台となった場所の特定をしたかったので2回も観てしまった。やはりBARアンセルモは、レキシントン街と54番通りの交わる辺りだなと思われる。キャロルがバーテンを付け回す場面を見ると54番通りから53番通りへ行き3番街に向かい高架鉄道3番街線に乗ったので正解だろう。スクリーンショットを歩いた順に並べてみた。







閉店後アンセルモを出て帰路に向かうバーテン

前方の街角に待ち伏せするキャロル

キャロルをやり過ごすバーテン

歩道を降り道路を横断する

バーテンの後を付けるキャロル

3番街へ向かい駅へ

駅のプラットフォームで電車を待つ この後、電車が画面手前から進入してくる。
画面奥の方向に3番街線は南に進行する。遠くに見える尖塔はクライスラービルだろうか。
小説ではこの後、電車に乗り28番通り駅で降りているが映画では23番通り駅で降りている。

GoogleMAPのストリートビューで3番街の上空からの景観をスクリーンショットでコピーしてみた。道路が2本見えるが左が3番街、右がレキシントン街
画面下に青字でレキシントンアヴェニュー53Stと地下鉄駅の表示があるが1944年当時この辺りに3番街線53番通り駅があったはずである。この位置から南方向にクライスラービルがあるので映画の場面の駅のプラットフォームから見えるのはクライスラービルで正解だろう。




コメント

このブログの人気の投稿

BDP-S370 SACD SP/DIF同軸出力

LightMPD/upnpgw イーサネット分離モード

10~12cm用バックロードホーン