BeagleBoneGreen SDカードから起動

すんなりSDカードからArchLinuxが立ち上がったとぬか喜びしていたが実は、emmcからDebianが起動していただけだった。BOOTスイッチを押して電源接続したらSDカードからArchLinuxが立ち上がるところまで確認してみた。
IP検索ソフトで確認したIPでSSH接続してみると今度はArchLinuxが立ち上がっている。SDカードには、問題なくインストール出来ていてSSH接続までできているので良いのだがBOOTスイッチを押さないでSDカードから起動する方法を確立しないといけない。折角TAKACHIケースに取り付けたのに蓋が閉められないのでは使い勝手が悪すぎる。
ネット上の情報を調べてみると"emmcのMLOをリネームしてemmcから起動できなくすることとSDカードの第1パーテーションにブートフラグを立てる" この二つを実行すれば無条件にSDカードから起動してくるようである。

emmcのMLOをリネームするのは、やろうとすると結構面倒そうである。色々考えた末 別の方法を取ることにした。emmcの第1パーテーションのブートフラグを外せば起動しようがなくなるのではないかと考えた。fdiskのaオプションでブートフラグは、簡単に付け外しが出来そうなのでやってみることにした。


1.emmc 第1パーテーション ブートフラグ外す。
  SDカードからArchLinuxを起動してfdiskコマンドを打つ
 
2.SDカード第1パーテーション ブートフラグ付ける   *ArchLinuxArmのインストール手順では、パーテーションは、1のみである。
    カードリーダーにマイクロSDHCを挿してAlix3D2に接続してVoyageを起動してfdiskコマンドを打つ

手順としては、このとおりだが 実際やってみたら上手くいかなかった。電源を接続するだけだとやはりemmcのDebianが起動してくる。emmcの第1パーテーションと第2パーテーションの中身を確認してもMLOは、見当たらない。BeagleBoneGreenのDebianのブートシステムは、BeagleBoneBlack Rev.Cとは、異なっているようである。
この後どうするかだがemmcのDebianのブートファイルを全て削除すれば出来そうな気もするがもっと簡単な方法を取ることにしたい。ネットで色々探ってみると基盤のソケットP8の1番ピンと43番ピンがブートSWにアサインされているようである。ということは、ケースのフロントパネルにSWを取り付けて1番ピンと43番ピンに配線すれば良いことになる。この方がよっぽど使い勝手が良くなる。SWをオルタネートタイプを使えばONでSDカード起動、OFFでemmc起動となる。モメンタリーSWを使えば基盤上のブートSWと同じ扱いになる。

念のため確認してみた。
GPIO P8 1番と43番をジャンパー線で接続して起動
この状態で電源接続するとSDカードからArchLinuxが起動してくる。
このまま蓋を取り付けてしまえば何の問題もなく使える。

自分としての完成形としては、フロントパネルに電源SW、SD-emmc切り替えSW取り付け、リアパネルに5VDC端子まで付けてみたい。GPIO端子の電源ON、5V供給、GNDのピンアサインの確認さえ取れれば簡単に出来そうである。

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